ワイヤーハーネス設計

所属・入社年・学歴
電装設計部
第1ワイヤハーネス設計グループ所属
2019年入社
工学部機械知能工学科卒

Q01.入社理由
就職活動を始めた際は「ものづくりに携わりたい」という漠然としたものしかありませんでした。全国の企業を見学しながら大学のOBと話をする企画に参加した際、トラック業界の方から「将来のトラックに必要とされるものは何かを考えてみて欲しい」と言われました。通販の普及による配送需要の増加やトラックドライバー不足、環境対策などに対し、考えるきっかけになりトラック業界に興味を持つようになりました。
日野自動車は次世代トラックの開発を行っており、グループ会社として設計の仕事が必ず出来ることに大きな魅力を感じ、当社に決めました。
Q02.現在の仕事内容
ワイヤハーネスの経路設計を担当しています。
ワイヤハーネスとは自動車の神経や血管に例えられる電線を束ねたものです。設計業務は回路設計と経路設計に分かれています。回路設計では主にどのように回路を組むのかを検討します。経路設計は主にワイヤハーネスの長さや固定方法を検討します。
私は現在、次世代トラックを担当しています。次世代トラックは従来のトラックよりも電動部品が多く、ワイヤハーネスが複雑になっています。実際にトラックの組付に立ち会い、自分の担当部品が問題ないことを確認し、無事に走行しているのを見た際にやりがいを感じることが出来ます。
Q03.今後の目標
一人前の設計者としてより良い設計をすることです。
ワイヤハーネスは電線の種類や束ねている本数、保護材の種類などにより曲がり方が変わります。検討時の想定以上に曲がらないことがあり、CADで作成した3Dデータと現物が異なり狙った位置に固定出来ないといった不具合が発生することがあります。梱包時の曲げ癖や組付け時のねじれなどによるばらつきもあり、実物確認が必要となります。
現物確認や検討時にモックを作成することでワイヤハーネスの曲がり方を把握し、3Dデータと現物の差異を減らしていきたいです。
Q04.学生へのメッセージ
自分がどんな仕事をしたいのか、どんな働き方をしたいのかを把握することが大切です。私は自動車が特に好きというわけではありませんでしたが、仕事にやりがいを感じています。その要因として、やりたい仕事が出来ていることや、福利厚生や有給休暇の取りやすさなど、働きやすい環境が整っているからです。
長く仕事を続けるためには、職場環境が自分に合ってるかも大きく関わってきます。会社説明会やインターンシップなどに積極的に参加し、自分の理想とするライフスタイルに合った会社を見つけてみてください。
外装設計

所属・入社年・学歴
ボデー設計部
外装設計グループ所属
2020年入社
工学部交通機械工学科卒

Q01.入社理由
元々自動車に興味があり、高校、大学で一貫して自動車について学んできました。元々整備士志望だったのですが、大学の授業を受け、物を作る「設計」に興味を持つようになりました。
当社を選んだ理由は、設計業務に必ず携わることができるからでした。
また、トラックは昨今需要が伸びてきた輸送等のインフラを支える上で重要になっています。そこで、今まさにホットになっているトラック業界に入ることで社会に貢献できると考え入社しました。
Q02.現在の仕事内容
新規開発車両の外装部品の設計を担当しています。
初期の構想段階から3D設計モデルの作成、部品メーカーとの調整や試作した部品の耐久評価、そして実際に車両が走り出すまでの始まりから終わりまで携わっています。
完成した車両を見ると、達成感を得ることができます。
Q03.今後の目標
設計の知識を身に着けることと、英語を話せるようになる事です。
設計の知識はもちろんですが、仕事内容によっては海外とやり取りすることもあります。日々のメールや会議でのやり取りを円滑に進められるよう、現在英語の勉強中です。
Q04.学生へのメッセージ
設計をしたいと思っている方は是非入社を検討してみてください。特に自分が設計した部品が実際物になって手元に来た時は達成感を得ることができます。
また、部署によっては人の目につく部品を設計する為、街中で自分の携わった車が走っているのを見ることができます。
また、自分自身あまり勉強が得意ではなかったのですが、もっと勉強しておけば...と思うことが多々あります。入社してからも教育はありますが、数学、物理の基礎的な学習はしておくと入社後に役に立つと思います。
車両設計①

所属・入社年・学歴
ユニット設計部
機構設計グループ所属
2019年入社
理工学部機械工学科卒

Q01.入社理由
子供の頃からプラモデルや工作等の物を作る事が好きで、将来は物づくりに携わりたいと思っていました。
大学在籍時はCADを使用した授業があり、CADを利用したモノづくりに魅力を感じ、CADを使用してのモノ作り(設計)をしたいと思うようになりました。
その中で、大学で開催していた会社説明会に参加し、当社のことを知りました。CADを使用している事、人々の役に立つトラック・バスの設計している事など、設計業務の内容を聞けたことで興味を持つ様になりました。
当時は、自動車の知識が無く不安な部分もありましたが、新人教育に力を入れている事もあり、当社を選びました。
Q02.現在の仕事内容
現在は、大型、中型、小型トラックのオートトランスミッションの搭載設計をするチームに所属しており、その中でもオイル量の測定や補充するオイルフィラーチューブ・ゲージの設計やオートトランスミッションを制御するコンピュータを固定する部品(ブラケット)の形状検討や強度解析、図面作成等を行っています。
設計は現状把握から始まり、搭載する位置や周辺装置の配置を考慮し、様々な基準を満足するように部品(ブラケット)の形状をCAD上で検討する為、長い時間をかけて部品を設計していきます。
設計と言っても部品が出来上がるまで、やる事が多く、大変な面もありますが、自分がCADで設計した部品が実際に製品となり、トラックに搭載されると達成感があり、やりがいを感じる仕事です。
Q03.今後の目標
自動車の専門的な知識を身に付けていく事です。
設計業務をする上で周辺部品の担当者と打合せをして形状を決めていく場面があります。打合わせで担当している装置の説明や自動車全般の会話をする事があり、打合せで分からない内容があった場合、上司や先輩に助けてもらう事が多々あります。また、毎回打合せに上司や先輩がいるとは限らない為、より知識を身に付け、自分で説明したり、相手の質問に対して回答する必要があります。
自身で分からなかった部分は、打ち合わせ後に上司や先輩に質問したり、教育資料等を活用して身に付けられるよう日々勉強しています。
Q04.学生へのメッセージ
当社では、自動車(トラック)設計業務に携われる事ができるので、設計をやりたい人、やってみたい人には魅力的な会社だと思います。また、自分の様に自動車について知識が無く不安だと思っている人でも、自動車に関する教育資料や教育制度が充実しており、先輩方に質問しやすい環境なため安心して働けると思います。
就職活動は大変ですが、自分が気になる業種や職種、それ以外でも確認していき自分がやりたいことが出来る就職先を見つけれるように頑張ってください。
車両設計②

所属・入社年・学歴
車両設計部
配管設計グループ所属
2021年入社
工学部機械工学科卒

Q01.入社理由
私が当社に入社した理由は、自身で車両の設計検討が出来ると考えた為です。
大学の頃に車両製作するサークルに所属しており、車両の設計、組立を行っておりました。その際に、自身が組み立てた電動自動車に乗り、走行した際に、心の底から嬉しさが込み上がってきました。
その時の気持ちから、自身の仕事に繋げたいと考えたことが、今の仕事に関わるきっかけになっていると思います。自身で設計検討することが出来る楽しさと、物流業界に大きく貢献しているトラックの設計を担っている当社を選びました。
Q02.現在の仕事内容
現在は先進課題である大型トラック電動車両の冷却配管設計を行っています。
冷却配管の役割としては、車両の動力原となる装置(ユニット)での熱を発する部品を冷やす重要な役割を担っている部品になります。実際に扱っている部品については、冷却パイプやホース、それを固定するBKT等の検討を行っています。
検討評価では、機能・性能を満足させる前提で、部品の選定(材質、径、コスト)や配策経路(周辺部品と隙確認)、組付性(固定方法、組付ける順番)など考え、最もメリットのある形状の検討、設計を行っています。
車両の性能で重要な役割を担っている部品なので、私は人一倍責任感を持って推進しています。
Q03.今後の目標
今後の目標は、一人の設計者として、考え、推進出来る力を身に付けることです。
業務を通じて、初めて実施する事や知らなかった事など日々学ぶべき事が沢山あります。仕事を開始する前に、設計の目的を理解したうえで、やり方や進め方を確認することで、より効率的な業務、設計提案が出来るようにしていきたいと思います。
Q04.学生へのメッセージ
就職活動を行っていく中で大切なことは、実際に働く現場を知る事だと思います。実際に仕事をしている職場を知る事で、自分が働く姿をイメージして下さい。
今は、コロナウイルスの影響もなくなり、実際の現場を知る機会もある為、職場見学会など現場に触れる機会があれば、積極的に参加するのが良いと思います。そういう機会を体験する事で、自分のイメージする職場の違いや新たな発見にも気付けると思います。
自身の就職活動の判断する材料として、積極的に参加する事で、自身の理想の職場を見つけて欲しいです。
吸排設計

所属・入社年・学歴
ユニット設計部
吸排冷設計グループ所属
2021年入社
工学部機械工学科卒

Q01.入社理由
幼いころから自動車やモノづくりが好きで、将来はそのどちらにも関わることができる仕事に就きたいと考え、高校・大学とモノづくりを学んできました。
私は研究室のOB訪問を通じ当社を知り、トラックやバス等の物流や人の移動を支える商用車の設計に必ず携われることから当社を選びました。
また、当社では主に3D-CADを用いて設計を行いますが、使用環境や実物を見て設計するという現地現物の考えから、実車や実物を見て設計・検討ができる点も魅力に感じ選びました。
Q02.現在の仕事内容
現在は吸排冷設計グループの排気設計チームに所属しており、主に大中型トラック・バスの排気管経路や排気管に装着されるカバーの設計を担当しています。
排気装置はエンジンの性能に関わるだけでなく、各国の排気ガス規制をクリアするためにも重要な装置の一つです。十分な性能を発揮できるよう設計するだけでなく、高温の排気ガスによる熱の影響も考慮しなければなりません。
実際の業務では3D-CADを用いてモデルを作成し、周囲の部品との成立性を確認した上で各解析を行い、場合によっては実車評価などを行います。また、自部署だけでなく関連部署や各部品メーカーと何度も打ち合わせを行い、より良い部品となるよう努めています。
Q03.今後の目標
今後の目標は設計者として一人前になることです。
設計ではなぜそこに曲げを作ったのか、穴を開けたのか等、何かしら根拠を持つことが大切です。また、自動車部品では単に部品が成立していればいいというわけではなく、走行中の振動等によって干渉しないか、万が一故障や事故があった場合に危険を及ぼさないか等、気にするべきことが多くあります。それら多くの要件から担当している部品毎に必要な要件を見極め、設計する必要があります。
私自身、まだまだ知らないことや気づけない点も多くありますが、日々気づきを増やし、より良い部品を設計できるよう成長していきたいと思います。
Q04.学生へのメッセージ
当社は自動車の設計に必ず携わることができる点が大きな魅力です。
入社後2年間はOJT期間として、業務の進め方や設計に必要な基礎知識を学ぶ期間となっていて、OJT期間中に行われる工場実習では部品の重さや組付作業性など、3D-CADではわからない多くの点を学ぶことができ、部品を検討する際に大きな助けとなります。
トラックやバスは注目されるような製品ではないですが、必ず社会や人の役に立つ製品です。それらの設計に必ず携われる当社は自動車の設計をしたい方、社会に役立つ製品を作りたい方にぴったりだと思います。就活中は悩むことも多くあると思いますが、ご自身のやりたいことができるよう頑張ってください。
エンジン設計

所属・入社年・学歴
ユニット設計部
エンジン設計グループ所属
2020年入社
理工学部理工学科卒

Q01.入社理由
子供の頃から自動車が好きで自動車関係の仕事をしたいと漠然と思っていました。具体的にどのような自動車関連業務に就きたいかまでは考えていませんでした。
そんな時、当社の会社説明会が大学で行われ、入社したら必ずトラックの設計ができると説明を受け、興味を持ちました。
そして、世界には様々な自動車関連会社がある中、乗用車ではなく、商用車の開発に携わる当社は、世界の物流を支え、人の役に立つことができると考え、入社を決めました。
また、日野グループということもあり、トヨタ関連の各種保険や独身寮などの福利厚生が充実しているところも弊社の魅力だと思います。
Q02.現在の仕事内容
北米向け車両に搭載されるエンジン部品の設計を担当しています。
上司や先輩方のアドバイスを元に自由に形状を決める事が出来ますが、様々な設計基準がありそれに沿った部品仕様を構築する作業の難易度が高く、とても大変な作業です。
また、部品製造は海外現地メーカーで行う場合もあり、英語でのメールのやり取りや、会議も通訳を通して行うため、自分たちの考えを相手にうまく伝える事の難しさを痛感しています。
しかし、如何に分りやすく相手に伝えるかを考慮した、資料作成やプレゼンのスキルアップが日々出来ていると実感しています。
Q03.今後の目標
一人前の設計者として業務推進することが目標です。
入社して4年目になりますが提出書類や会議での説明など自分の考えを相手に理解してもらえないことが多々あります。
そのため、先輩社員に書類の作り方や、説明の仕方のアドバイスを貰いながら業務推進しています。アドバイスを糧にスキルアップして円滑な業務推進ができるようになりたいです。
また、設計をする上での様々な知識も不足しています。業務推進をしていて分からない事はまだ沢山あるので積極的に自分で調べ、業務をこなし、早く、一人前の設計者になれるよう努力します。
Q04.学生へのメッセージ
社会人になると土日の休み以外は、自分の時間を確保することが難しくなります。今思えば、学生時代は多くの時間があったのに、無駄な時間を多く過ごしたな、と後悔しています。
例えば、長期の海外留学などは社会人になってからは難しいです。
また、資格取得などは社会人になってからだと中々勉強する時間が確保できない為、学生の時に取得するのをお勧めします。
時間を自由に使えるのは学生の特権であると私は考えるので色々な経験をしてから就職活動に努めてください。
その上で、弊社に入社した際は、自分が設計したどんな小さな部品でも、世界で走り回っているトラック・バスに搭載されていると思うと、他業種では中々味わえない、優越感や達成感を味わうことが出来ると思います。