日野オートプラザのご案内

ごあいさつ

  1. 全ての日野自動車製品の高品質の基本理念、技術思想が、創業と設立を含めて100年を超える長い歴史と伝統によって培われたものであることを、皆様と共に、ここ「日野オートプラザ」の展示を通じて広く認識して頂きたく、日野オートプラザ(トラック・バスのミュージアム)を造りました。
  2. 当館は 日野自動車が進んでいく方向をご理解頂きたく、展示内容を分かり易くしております。
    特に次の世代を担う若い方・子供たちにも広く見て頂き、ものづくりに参画されますよう、このトラック・バスのミュージアム “日野オートプラザ” で見たことを将来の糧となりましたら幸いです。
    ご来館をお待ちいたしております。【 入館料は 無料でございます。 】
ご利用時間10:00~16:00
アクセス■JR中央線をご利用の場合 八王子駅南口よりタクシーにて15分 西八王子駅よりタクシーにて15分
■JR横浜線をご利用の場合 八王子みなみ野駅よりバスにて(京王バス2番乗り場の「みなみ野循環」にて午前回り9分、午後回り5分の「みなみ野五丁目南」停留所より徒歩5分)
■京王線をご利用の場合 めじろ台駅よりタクシーにて10分
■お車をご利用の場合 八王子ICより国道16号にて30分※駐車場がございます
駐車場駐車可能台数:15台
休館日開館日  月曜~金曜
休館日  土日・年末年始・GW・夏季連休は休館
詳しくは開館日カレンダーをご覧ください。
開館日カレンダーはこちら
お問い合わせ先シャノン21管理事務所 電話番号 042-637-6600

展示案内

1F エントランスホール

TGE-A 車

認定証と盾

経済産業省「近代化産業遺産」認定

日野自動車21世紀センターの日野オートプラザに展示しております"TGE-A型トラック(レプリカ)"は、経済産業省で認定された「近代化産業遺産群」です。

この近代化産業遺産群は、日本が幕末から昭和初期にかけての代表する建造物や製造物を後世に残すことを目的に制定された認定制度です。
このTGE-A型トラックは「トラックに始まり量産の基礎を築くに至った自動車産業の歩みを物語る近代化産業遺産群」として自動車8台が認定された内の1台です。

即ち日野自動車の前身である東京瓦斯電工業(株)が大正6年(1917)に日本で始めて開発し量産したトラックとして評価されたものです。

2F フレンドリーギャラリー

フレンドリーギャラリー

明るく、広々した展示スペースに、ミニカータワー、ミニカージオラマ、時代ジオラマ模型、日野の歴史コーナー、映像コーナー、企画展示コーナー等があり、歴史とこれからの日野自動車の進んでいく方向を分かりやすく、展示しています。

① ミニカータワー

生産されたトラック・バスのミニカーを生産工場別に展示しています。

② ミニカージオラマ

トミカタウンのジオラマで「はたらくクルマ」を展示しています。

③ 時代ジオラマ模型

時代を彩った日野自動車の代表的車両を精密模型1/10スケール で再現、展示しています。

創業当時製造されたトラック模型

創業~黎明期にかけて製造された戦前のトラック(1/10スケール)

④ 日野の歴史コーナー、映像コーナー

日野自動車の歴史や技術を写真や映像により紹介しています。

⑤デザインコーナー

商用車デザインの思いや開発プロセスを紹介しています。

⑥安全対策展示コーナー

日野の安全対策の取り組みを紹介しています。

「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」
 ・ドライバーが急病等で運転操作の継続が困難となった場合に、
  徐々に速度を落として停止するシステム(乗車体験可能)
「プリクラッシュセーフティシステム(PCS)」
 ・ 停止車両や歩行者まで検知し、衝突回避を支援

可変配光型LEDランプ

ハイビームを自動制御し、夜間の安全運転をサポート

⑦はたらく車コーナー

世界各国で活躍する日野のトラックやバスを紹介しています。

2F スロープギャラリー

スロープを降りながらゆっくりと自動車の歴史と日野自動車の歴史をご覧になれます。

資料室(スロープギャラリー途中の中2階)

2010年「星子勇氏」、2011年「鈴木孝氏」と連続で
日野自動車関係で自動車殿堂入りしました。
更に、2017年には「
鈴木孝幸氏」が殿堂入りしました。

※ 星子勇氏については、こちらをご覧下さい。
※ 鈴木孝氏については、
こちらをご覧下さい。
※ 鈴木孝幸氏については、
こちらをご覧下さい。

また、2018年には「日野ブルーリボンBD10型」バスが歴史遺産車認定の表彰を受けました。
(日本初の「センターフロアアンダーエンジン」として商用車初の認定です)


星子勇氏の業績パネル

星子勇氏 関連製品・写真・模型展示

トラック・航空機用エンジン&機体・軍用特殊車両等の開発実績資料など展示しております。

鈴木孝氏の業績パネル

鈴木孝氏 関連製品・写真・模型展示

ガソリン&ディーゼルエンジン・レーシング車両・大中型各種トラック&バス・ダカールラリー関係車両等の開発実績資料など展示しております。


鈴木孝幸氏の業績パネル

世界で初となるハイブリッド車の開発実績資料などを展示しております。


1F メイン展示フロア(円形展示フロア)

円形になっている展示場に、ボンネットバス、EV商用車、コンテッサ等乗用車、エンジンシリーズ、安全運転装置等が展示しております。

① ボンネットバスBH15(1966年式)

昔なつかしタイプの1966年式で日野として最終型のバスです。中に入ることができます。

② poncho mini

(2013年東京モーターショー参考出展車)

空気を汚さず、静かに走り、乗り降りもラクな「環境にも人にもやさしい」次世代のコミュニティバスです。


③ フラットフォーマー

(2019年東京モーターショー参考出展車)

多種多様な「暮らしを豊かにするサービス」に活用できるモビリティの提案です。
プラットフォームをベースにお客様ニーズに合った車両をフレキシブルに提供できます。

④ コンテッサ等乗用車シリーズ

エンジンが後部に搭載されているリアエンジン車、外観が美しく中が広いです。
数々の国際モーターショーに出品、受賞しています。

⑤ エンジンシリーズ

「性能は環境のために」をモットーに省資源と低公害へ挑戦しつづける日野のエンジンヒストリーを実物のエンジンで分かりやすく展示しています。

1F 戦前の人員輸送車等のエンジン展示室

戦前のトラック及び人員輸送車等のエンジンを展示し、当時の写真も展示しております。

写真は、空冷式渦流室のアルミ合金製ヘッド&ブロックのディーゼルエンジンです。

1F 黎明期の航空機等のエンジン展示室

日野自動車の前身『東京瓦斯電気工業』が製造した航空機の星型エンジン等を複数展示しております。


(1) 黎明期エンジン展示室全体

手前に星形エンジンが3基並んで展示されています。



(2) 初風エンジン

1938年(昭和13年)、旧日本海軍は、初歩練習機の候補としてドイツのビュッカーユングマン軽飛行機の性能に注目し国産化することを決定、瓦斯電にエンジンのライセンス生産を発注しました。瓦斯電の技術陣は、構造、材質等で、当時の日本での量産の不向きさを進言し、その結果新設計されたのが「初風」です。
基本レイアウトはオリジナルを踏襲しましたが、生産技術や粗悪燃料に対応した独自の設計となっています。展示されているエンジンはそのレプリカです。

型式空冷倒立直列4気筒OHV
ボア×ストローク105mm×125mm
総排気量4.33 L
最大出力81~92KW(110~125ps)
全長1,180mm
全幅664mm
全高442mm
重量110㎏

屋外展示

① 日野レンジャー ダカールラリー1996参戦車

日野レンジャーは、世界一過酷と言われるダカールラリーに、1991年の初参戦以来、連続出場・完走を果たしています。
排気量が倍以上のライバルと戦い、挑戦を続ける”日野スピリット”の象徴です。
展示車は、ダカールラリー1996で菅原義正ドライバーがステアリングを握り、排気量10リットル未満クラスで初優勝を果たした車両です。

※ダカールラリー車は各地イベント出展のため、展示していないことがあります。ご了承ください。

② TE11型ボンネットトラック

既に生産していたTH10型より、小型、小回りの良い車、6.5トン積みで軽車両として好評でした。

③ TE120型消防車

TE120型消防車は1974~1997年まで沖縄市で使用されていたものです。

④ ハイブリッドバス HIMR

1991年、世界で最初のハイブリッドエンジン(ディーゼル・電気複合によるエンジンシステム:HIMR)をバスに搭載しました。公営交通等で試験運行が行われ、1994年より正式に発売しました。環境にやさしいバスとして都市部の公共交通機関や自然保護地域で活躍しました。
写真の展示車は日光で「わたすげ号」として運行していたバスです。

サイズ(長さ、幅、高さ)10.68m×2.49m×3.065m
ホイールベース5.20m
乗車定員73 名
エンジン水冷直列6気筒M10U
+三相交流誘導機(ディーゼル・電気ハイブリッド式)
総排気量9.88リットル
最大出力173KW(235ps)/2,500rpm
最大トルク716N・m/1500rpm

日本自動車殿堂入りされた星子勇氏・鈴木孝氏・鈴木孝幸氏の紹介

日野重工業 元専務取締役 星子勇氏が日本自動車殿堂入り

2010年11月8日、都内にて、特定非営利活動法人日本自動車殿堂(JAHFA 小口泰平会長=芝浦工業大学名誉学長)による表彰式典が行なわれ、日野自動車の前身である日野重工業元専務取締役の星子勇氏が殿堂入りの表彰を受けられました。

星子氏は国産第1号トラック(TGE-A型=21世紀センターにレプリカを展示)の開発と量産をはじめ、各種トラック・バス、ガソリンエンジン並びにディーゼルエンジンの開発などに従事。国内自動車産業の基礎を確立した功績が高く評価されました。

当日は星子氏の孫の星子繁氏(明治製菓株式会社医薬研究所所長)が殿堂入りの表彰状と盾を受取られました。

殿堂入り表彰式 受賞時の鈴木氏

自動車殿堂入りの式典で日野自動車 元副社長 鈴木孝氏が表彰

2011年12月5日、NPO法人日本自動車殿堂による2011殿堂者(殿堂入り)の表彰式典が上野の国立科学博物館で行われ、日野自動車株式会社の元副社長である鈴木孝氏が殿堂入りの表彰を受けました。

2010年の星子勇氏(日野重工業元専務)に続き日野自関係者として2人目の殿堂入りとなりました。

2011年に2人目の殿堂入りとなった鈴木孝氏は、自動車用エンジン先進技術の開拓の先駆者として、数々のエンジン関係の新技術を手がけ、それが評価されたものです。

鈴木孝幸氏

日野自動車元副社長鈴木孝幸氏が日本自動車殿堂入り

2017年11月15日、NPO法人日本自動車殿堂による2017殿堂者(殿堂入り)の表彰式典が東京都千代田区の学士会館で行われ、日野自動車株式会社の元取締役副社長である鈴木孝幸氏が殿堂入りの表彰を受けました。

このたび殿堂入りした鈴木孝幸氏は、ディーゼルエンジンの排出ガスのクリーン化や燃費向上、信頼性・耐久性向上技術の開発を手掛けたことや、世界初となるディーゼル・電気ハイブリッドバスの実用化といった功績が高く評価されたものです。
当社関係者の殿堂入りは、2010年の元専務取締役 星子勇氏、2011年の元取締役副社長 鈴木孝氏に続き、3人目です。

オートプラザとしては、この3名の「殿堂入り記念コーナー」を設けて、賞状・盾・その他関係するものを日野オートプラザ中2階資料室に展示しております。

詳しくは、日本自動車殿堂ホームページをご覧下さい。

2F ミュージアムショップ(日野オートプラザ2F エレベータを降りて目の前)

【営業時間】 10:00~16:00
【定休日】 日野オートプラザ休館日同日

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